アルバイト

経験者が語る、コンビニバイトの仕事ってどんな仕事?

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今回はもっともポピュラーなバイトといってもいい、コンビニバイトについて深くお伝えしたいと思います。コンビニバイトの仕事ってどんな仕事なのか、どんな仕事をするのかを私の経験を通じて紹介しますね。
みなさんの今後の仕事探しの参考になれば幸いです。

コンビニバイトの主な仕事内容

コンビニの陳列の画像

コンビニバイトといっても仕事内容はたくさんあります、この章では私がで経験した主な仕事内容を紹介します。

①レジ業務

 

買い物で来客されたお客さんへのレジ業務です。計算はレジスターで行いますが、お釣りを渡す時は店員がレジスターからお釣りを取って、お客さんに手渡ししています。1日に数回、レジスターの残金と売り上げを確認することがあり、売り上げと残金の計算が合わないことも度々ありました。レジスターのなかに小銭が入り込んでいたり、レジ業務の際に小銭を床に落としてしまうこともよくあったので、売り上げと残金の計算が合わない時には床や机の下等を隅々探したりしていました。
現在はレジも進化していて、お釣りも自動で出てくるタイプも増えているようです。また、完全なセルフレジも登場し、レジ業務がないコンビニもあるようです。

 私はタバコを吸わないのですが、タバコの販売を経験していくなかで、タバコの銘柄を自然に覚えることができました。
 また、レジ毎に「お客様の年代」のボタンを押さないといけなかったので、その時レジ業務をしていた店員の主観的な判断で押していました。

②ホットスナックの調理

 

揚げ物商品やおでんや肉まんなどの調理を行なっていました。油が腕に飛び散ることもあり、特に夏の揚げ物は暑くて大変でした。油が古くなった時の油の交換は力仕事で、自分がよくしていた記憶があります。
 揚げたての商品を希望されて購入される方もいます。繁忙なタイミングになるといろんな作業と並行して行っていたので、繁忙なタイミングには「揚げたての商品を注文されませんように」と心のなかで祈っていました。
揚げたての商品の方が美味しく食べられるので、休憩時間に自分が購入した時には自分で揚げて食べていました。

③商品管理

 

私が働いていたコンビニでは商品発注は正社員の人がしてくれていたので、バイトは店内で販売している商品管理や在庫補充をしていました。1日に3〜4回廃棄チェックがあったので、時間に合わせて廃棄商品がないかを確認しました。

④店内、周辺地域の清掃

店内の清掃は随時行っていました。深夜帯に大規模な清掃をしていたので、日中や夜間は汚れが気になったところを適宜行うくらいでした。
 お店周辺地域のゴミを集めることも1日に1回行いました。地域との交流という目的もあったそうですが、タバコのポイ捨てが多かったので、店内外を清潔な雰囲気にするためには必要なことだと考えながらしていました。

⑤宅配便の発送

 

宅配便やゴルフバックの発送を依頼を受けて行っていました。発送が重なると従業員が事務作業や休憩をするバックスペースが発送物でいっぱいになって移動が窮屈になることもよくありました。

⑦来客対応

  • コピー機の使い方が分からない
  • チケット発券機等の機械の使い方が分からない
  • ほしい商品はどこに置いてあるのか
  • 道を教えてほしい
  • クレーム対応(買った商品に不具合があったので交換してほしい等)

他にも面白いエピソードがあるのですが、後で紹介します。

一般的なコンビニバイトの時給や待遇について

給料の画像
 

時給については深夜帯、早朝、日中の順で時給が高いです。他の職種と比べても時給は低く、日中の時間帯の時給はほとんどが、各地域で定められている最低賃金の時給です

 週に何回、いつ入れるのかを相談しながら働けました。私は土日の週2回、16時〜22時を中心に働いていました。他のバイトや正社員の都合で平日の早朝の勤務、深夜帯途中の時間まで働くことも少なくありませんでした。
 働いていた地域が最低賃金の時給が低い地域でしたので、1ヶ月の給料としては決して多い金額ではありませんでした。コンビニのバイトだけだと金銭的に余裕はなかったです。

 休む際は1ヶ月以上前に伝えておくと柔軟に対応してくれましたが、直前の変更になると調整が難しくなることも度々ありました。

勤務の時間帯や忙しい時間帯はいつなのか?残業はあるのか?

 

早朝の7時、8時代の通勤・通学の時間帯が1日で一番忙しい時間帯になります。昼や夕方〜夜間も忙しくなりますが、通勤・通学の時間帯は毎日時間との戦いになります。
 バイトの残業は基本的にはありませんが、交代の人が来ないので急遽残業することはありました。その時は残業代というより、働いた時間を給料としてもらっていました。

シフトはどのように決めるのか?

シフトの画像
 

シフトは正社員の人が調整します。バイトや正社員で勤務日と時間を固定していたので、そこに変更してほしい日や時間があれば柔軟に対応する形をしていました。
 1ヶ月前までに予め調整をお願いしていたら問題なく調整できますが、直前に調整されて困ることも度々ありました。

やりがいはあったのか?

やりがいの画像
 

人に関わるのが好きだったので、「ありがとう」と言ってくれた時やお客さんと世間話などをするのが楽しい時間だと感じていました。
 いろんな年代、いろんな人たちが来店されたので人間性を磨くことができたのも良かったです。

上司はどんな人なのか?

 

コンビニバイトが社会人としての初めての仕事でしたので、社会のマナーを教えてもらえたのは有り難かったです。上司の人達は優しい人達でした。

コンビニバイトで得られる知識や経験は?

コンビニバイトで得られる知識の画像

その時の流行やコンビニがどういう戦略で売り込みをしようとしているのかという社会情勢を知識として得ることができます。
 いろんなお客さんと対面で関わるので社会性とコミュニケーション力は身に付けることができます。
 商品に関する知識も得られます。私は、タバコやお酒に関する知識を知ることができたのはコンビニならではだと感じました。

コンビニバイトを通じてつらかったこと、しんどかったこと。

 

いろんな人達と業務を行うので、人間関係が合わないと感じた時は早くバイト終わらないかなと思っていました。
 働く時間と給料のバランスが悪い、給料は安いなと感じていました。やりがいはありましたが、金銭的なことを考えるとしんどいなと感じたことも少なくなかったです。

コンビニバイトはどういう人におすすめか?

どんな人に向いている?
 

人に関わるのが好き、コンビニが好きでコンビニから社会の動きを知りたいという人にはオススメです。その他、コンビニは店舗数が多数あり、繁華街から住宅街まで至ることろにあります。自宅の近くや学校の近くなど自分の生活範囲の中にも必ずあるので、そういったところでアルバイトすれば、通勤に非常に便利です。

典型的な1日の流れ。

1日の流れ
 

午前中には商品の搬入が1度ありますし、ホットスナックコーナーの清掃や仕込みは主に午前中に行われています。
 私が主に働いていた16時〜22時の場合は、
16時:店外清掃、商品搬入
19時:商品搬入、商品廃棄チェック
20時:15分間休憩
 レジ業務や商品在庫チェック、店内清掃が適宜入ってきました。
 夕方〜夜間は繁忙する時間帯なので決められている業務は深夜帯や午前中と比べると多くありませんでした。レジ業務をいかに的確にスムーズに行うかが大切になっていました。
深夜帯には新聞や本の搬入と返却、店内を大型クリーナーで清掃する業務と1日のレジを締める業務があります。
つまり、コンビニバイトの1日の様々な業務はレジ業務の合間に様々な業務を行っていることが多いということです。

コンビニバイトで印象に残っているエピソード。

エピソード
 

一緒にバイトをしていた女性の店員さんが高校生から突然告白されることがありました。その高校生よく来店していたので顔に見覚えはありましたが、まさか告白するとは思いませんでした。店員さんも突然の告白でどう返事したら良いのか、断りたいけどどうしようかと戸惑っていました。結果的には断っていました。
 私もバイトを始めた頃のエピソードで、社会人になったらこんなこともあるんやなぁ…と考えさせられました。

業界に対する問題点。

コンビニバイトの問題点の画像
 

バイトの入れ替わりが多く、短期間で次々と人が変わるので、シフトが安定しないことが私の働いている時には絶えず問題になっていました。
 バイトの入れ替わりの動きが多くなるのは時給の安さも関係してくるのだと考えています。コンビニバイトは他職種に比べても時給が安い業界になるので、時給が高い職種が見つかったらすぐに辞めてしまうことに繋がっています。人員不足で特定の人が働き過ぎてしまう、働き過ぎても給料は安いと報われません。
 「働き方改革」が謳われている現代社会では柔軟に自分の時間で働ける場所としてコンビニバイトを選択するのも1つの方法なのですが、時給の低さは改善してほしいです。