こんにちは。皆さん宅配ピザを注文したことはありますか?宅配ピザを注文する場合は家に入っていたチラシを見て注文することが多いと思います。今回はピザ屋のバイトでも”ピザ屋のポスティング”に仕事に絞って仕事紹介をしたいと思います。
ポスティングとは?
ポスティングの仕事とは、マンションや一軒家のポストにチラシを投函していく仕事です。基本は歩きで行う事が多く、決められたエリアに対して、一軒一軒チラシをポストに入れていくお仕事です。
時給と勤務時間について
私がピザ屋にアルバイトで入ったきっかけは「ポストにチラシを投函するだけ。1日3時間くらいからで良いです。」と書かれた雑誌に載っていた求人募集の案内を見たことからです。3時間くらいならばと気軽な気持ちで面接に行きました。時給950円で1日2~3時間程度で月に21日です。休日は特に決まっていないので朝9時までに行かなければお休みとみなされます。主婦の方がほとんどでしたがその中に混ざり仕事をしていました。
一日の仕事の流れは?
仕事内容は朝9時に出勤して正社員の方が早めに出勤してきますからそれを待って店のカギを開けてもらいます。
そして正社員の方の指定するチラシを指定された場所に配ります。
その頃は買ったばかりの自転車で配っていた記憶があります。大体が店舗から配達できる範囲の投函作業になります。バイクで宅配して7分程度の範囲です。時給と時間と配る範囲配も一定なので適当な数を持っていてその範囲を配り終わると終了解散です。量としては冊子なのでカバンに十分に収まる範囲です。100枚で1束に紐で閉じてあるので100枚ずつ、集合ポストのみの団地に投函する場合は200枚ずつ持って投函する感じです。あとは邪魔にならないようにカバンにしまいます。
配り歩くときの注意点とコツ!?
もちろんドアポストのみという場合は階段を上がり1軒ずつ配ります。中にはエレベーターもなく階段のみで上がるところもあります。特に古い石段のところなどはかなり足に負担がかかります。うっかりしていると溝や段差につまづくこともありますから上がるときには注意が必要です。
また雨の日などは特に滑りやすくチラシも濡れることもあります。紙なので濡れるとポストに入らなくなりますし、薄いものは1枚ずつはがすのが容易ではありません。コツとしてはテンポよく入れること。自分の頭で100枚単位であと何枚で終わると目標を設定して配らないといつまでも終わらないで途方に暮れてしまいます。
それから守衛さんが常駐しているところ、清掃が行き届いているような場所はきちんと挨拶してください。勝手に配ると注意されます。たまに清掃中で留守にしている場合もありますがそのあたりも見定めてきちんと挨拶してください。中の自動ドアが開かないし、集合ポストしかないからと勝手に投函すると意外にここは入れられないというマンションもあります。それは守衛さんが止めているのではなくてビルの管理会社が禁止しているのです。たまにそうしたところでもきちんと挨拶すると何枚か置かせてくれる場合もあります。基本、看板で禁止を謳っている場合には諦めるしかないです。以外に調子に乗っていると落し穴があってその後ポストがない所が多くなったり、数メートル歩かなければならかったりします。また清掃した後は断られることが多いです。
私の場合はこの他にも別会社で専属でしていました。その時は金融、法律事務所、店舗、パチンコ、マンション広告等々のチラシを配布していました。数も数百枚ではなくて1000枚以上という場合もありましたから持ち運びには車輪がついていてゴム紐で縛って引くような滑車を利用してそこにチラシを縛り付けて引きながら手に持って配っていました。場所も専門ですると広範囲にわたりますし私は少し家と家が離れている田舎風の地域も配っていました。そうしたところでもテンポ良く配ると慣れてくるものです。そのうちに地図も頭に入ってくるのでここには集合ポストのみのマンションがあるこのアパートは階段が反対にあるというのが分かってきます。そうすると余計に歩いて時間を無駄にすることがなくなります。その時は車移動でしたから道が覚えられる利点はありました。
体験したことそして思ったこと。
ただ駐車場には細心の注意を払いました。あまり変な場所に止めると近隣から苦情がきます。なので家のない草が生えすぎている空地や路肩の通行の妨げにならない場所に停めていました。このお仕事は閑散期とか繫忙期とかはなく毎日継続してコツコツとこなす感じです。
ピザ屋のチラシは年に4回季節ごとに変わります。その他のチラシも不定期に作り変えたりしています。私は月刊誌も配っていました。お笑いのライブの宣伝広告の配布もありましてその時は向こうから受け取りにきてくれました。普段は断られることがほとんどでなるべくサッと配るようにしてたのですがその時は本当に驚きました。また配っているときは集中していますからどこまで配ったか分からなくなったり、配り歩くうちに出発点が分からなくなり自転車や車の停車位置が分からなくなったこともあります。その時は途方にくれましたが配った道を引き返して何とか戻りました。そうして配っていると見ている人もかなりいて、夏場はペットボトルに入った飲料水をくれたり、みかんをくれたりした人もいました。
大変なことも多々あります。蜂に刺され、犬に追いかけられ、警察に注意され、しまいには一度滑車が紛失する事態になったこともあります。冬場は日が短いので配る時間も限られています。あまり遅くに配ると辺りが暗くて場所の見当がつかなくなります。夏場は暑くて凍ったペットボトル2本は持ち歩いていました。体力的にも夏場の石段はつらいと思います。足はがくがくしてその上頭から太陽の光をまともに浴びます。帽子は風の強い日や体の動きで飛ばされます。マフラーもしかりです。
こんな人におすすめ
このお仕事は地道にひとつひとつ確実に積み上げていくことが性に合う人、もくもくとこなせる人には合っています。時には「何配ってるの。」と興味深く声をかけられたりすることもありますし、「ご苦労様です。」と挨拶されることもありますが基本的には一人で完結できるお仕事です。
今は電話よりもラインやメールで済む時代ですがそれでもチラシを配る効果は十分にあると思います。新聞を購読していない家庭もあるし、またアパートやマンションなどは入れ替わりが早いところもあるくらいです。また割引券付きのラーメン屋のチラシなどもありますからそうしたものは喜ばれます。
ただ最終的には徒歩で一軒一軒配るのでそれほど長い時間は出来ないこともあります。私はほぼ丸一日配り歩くこともしていましたが人によりけりです。運動がてらというような気分ではできないと思います。
こういうところが問題点。
縁の下の力持ち的な感があるので嫌になり時に空き地に捨てて帰ってしまうような人もいたようです。
それから空マンションなどでよくあるのですがチラシが山のように詰め込まれていることです。管理人もなくそのチラシが風で飛ばされ近隣にゴミとして散乱する始末です。私も無理には入らないところには入れないようにしていましたが「勝手にどんどん入れて帰ってしまうので始末に負えない。」という話を耳にしたことがあります。ともかく自分のできうる範囲でする仕事と言えます。専属の場合はかなり分量があるので続けられることが最低の条件です。