アルバイト

カラオケ店のバイトって何をするの?ベテランバイトが徹底解説!

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こんにちは!求人サイトを見ていると一度は目にしたことがあるカラオケ店のアルバイト。繁華街に行くと必ずカラオケ屋さんがありますね。学生やサラリーマン、昼時には年配のお客さんが溢れています。今回はそんなカラオケ店のアルバイトについて詳しく紹介しますね。これからアルバイトを考えている人は是非参考にしてください。(今回の記事はカラオケバイト歴10年のさくらさんに赤裸々に書いて頂きました。)

はじめに

コロナウイルスの影響で大打撃を受けているカラオケ店。
私自身、最初は「楽そうだから・・・」という理由だけではじめましたが、想像とは違い案外楽ではないバイトでした。
そんなギャップを抱えての始まりでしたが、気付けば約10年間働いていました。
そんな元超ベテランカラオケ店員(!?)がカラオケ店の仕事紹介をしたいと思います!
尚、後述することは全てのカラオケ店に当てはまるわけではないので、ご了承ください。

仕事内容

仕事内容の画像

大きく分けて4つに分けられます。

①フロント業務

そのカラオケ店の顔とも言えるフロント。
主に愛想の良いアルバイト女性や社員さんが担当していました。
最近はセルフでの受付・精算も増えていますが、私の頃はありませんでした。
受付業務では来店されるお客さんへポイントカードの有無を聞いたり、人数や利用時間を聞きます。
その際ノルマや目標に厳しい会社ですと、フードやドリンクを頼んでもらったり、利用時間を30分でも伸ばしてもらえるよう営業をかけるよう言われます。
これがなかなかのストレスでした・・・。
詳細は後述します。基本的には笑顔でハキハキ喋ることができたら大丈夫だと思います。

②キッチン業務

文字通りキッチンでの調理です。
とはいってもあまり本格的な料理ではなく、揚げ物をフライヤーに入れる作業や、電子レンジで温める、お菓子を器にもる、等の料理未経験者でも簡単にこなすことのできるものばかりでした。

ただ一度にたくさんの注文が入ることもあるので、何品も並行して作ることのできる要領の良さは必要です。
特に週末の昼間がキッチンは忙しかったです。
心配な方は面接に行かれる前にその店の料理をネットで見てみると良いかもしれません。
料理に力を入れてるかそうでないかは、メニューを見るだけである程度わかると思います。

③清掃業務

お客さんが退室された部屋の片付けや廊下・トイレの清掃です。
新人さんはここからスタートする店が多いと思います。
ヒトカラ部屋はとっても綺麗なことが多いのですぐに清掃も終わりますが、そうではない悲惨な部屋もしばしばあります・・・。
床には割られたグラスが散らばったままだったり、嘔吐物があったり・・・。使用済みのコン○ームが落ちていたことも・・・。
個室であることから羽目を外しやすく、居酒屋やレストランの後片付けよりは大変です。
トイレも同じく嘔吐物放置は日常茶飯事でした。
良い店だと処理に慣れた社員さんやベテランアルバイトが変わってくれることもありますが、長く働き続ける上では避けては通れない道です。

④街頭宣伝業務

これに関してはある店とない店と分かれます。
気になる場合は面接に行く前に通行人のふりをして探してみると良いでしょう。
週末の稼ぎ時に出てることが多く、繁華街だと競合他社とお客さんの奪い合い合戦が繰り広げられています。
夏は暑いし冬は寒い。。。酔っ払いにも絡まれるので一番アルバイトが嫌がる仕事でした。
ごく稀に「寒いやろ?頑張って!」と温かい飲み物を差し入れしてくれる通りすがりの人もいましたが、本当にごく稀です。。。

売上管理やシフト作成は社員がやるのがほとんどですが、ベテランになれば任されることもあります。

時給や休日などの処遇

給料画像の画像

時給は他のアルバイトと同じくらい。平均的でしょう。
朝までやっている店が多いので22時以降の時給UPは狙い時です。
特に平日の22時以降は暇になる一方ですし、寝ているお客さんも多いので接客はほとんどありません。
それなのに深夜手当で時給は高くなるので稼ぎたい人にはおすすめです。
店舗自体に定休日がない店が多いので休みは交代で取っていました。

忙しい時間帯はいつ?

忙しい(時計)の画像

金曜日→20:00〜24:00
土曜日→開店〜24:00
日曜日・祝日→開店〜18:00
地域差はあると思いますが、上記の時間帯は満室になることが多いです。
団体客の入りによって「あと30分だけ残ってー!」と言われ、残業することはありましたが、その分の時給もちゃんとつきました。
平日の昼間は暇でしょ?と思われることが多いですが、そうでもありません。
シニア層は平日昼間の安い時間帯を狙って来店されます。
毎日くる常連のおじいちゃんおばあちゃんも多いので、平日は昼間より夕方以降の方が暇なことが多かったです。
また12月の夜はびっくりするぐらい忙しいので覚悟しておいた方がいいです。
バイト始めるなら年明けからのがおすすめです。
GWやお盆休みの大型連休も忙しかったです。

シフトについて

シフト(カレンダーに鉛筆)の画像
希望シフトを提出し、それを元に店長が組んでいました。
曜日や時間の固定もなかったので、融通はとてもききました。
先に述べた忙しい時間帯にシフトを出さない人は、嫌がられますのでご注意を・・・
どうしても週末に入れない方は、面接の際に必ず伝えた方が良いです。

カラオケ店のやりがい

やりがいの画像

私はあまりなかったです。
カラオケをしに来ている人にカラオケの部屋を提供するだけなので、あまり感謝をされることもありませんし、良くも悪くもただのバイトです。
やりがいを求めてバイトを探している人には向いてないです。
ベテランになってくると新人教育を任されるので、その子が一人前になってくれると少しはやりがいを感じると思いますが、それはどんなバイトでも一緒ですよね・・・

カラオケ店の上司

社員や店長は、ほとんどがアルバイトからの社員登用です。
未経験からの社員は私が知る限りは聞いたことがありません。
なのである程度仕事を分かっている上司が多いです。
女性社員はほとんど見かけません。
週末は特に終電後も働かなければならないので、体力面的にも女性は敬遠するんだと思います。

カラオケ店のバイトでで得られる知識や経験・資格

得られる知識(ノートと鉛筆)の画像

もちろんですがカラオケ機械の知識はつきます。
友達とプライベートでカラオケに行くと重宝されます。
店員を呼ばなくてもある程度の機械トラブルは直せますからね・・・。
あとは老若男女・年齢も様々な方が来店されるので、コミュニケーション能力はつきました。
中にはクレーマーと呼ばれるお客さんもいるので、様々なシーンでの対応能力も上がりました。
資格としては、何も得られません・・・。

私が働いていて一番しんどかったこと

つらいときの画像

先に述べたとおり、受付の際に営業しろと上司に言われ続けたことがしんどかったです。
もちろん色んな店があるので営業がない所も多いと思いますが、私が働いていた店はとにかく売上至上主義!
1円でも多く客単価(1人あたりのお客さんが使うお金)を上げろとずっと言われていたので、食事や飲み物を注文してもらったり、30分でも長く利用してもらったり・・・
それがあったから「頑張ろう!」とやる気になれた時期もありましたが、なかなか続きませんでした。
みんな上司が見ている時にだけ頑張ったりして、自分が潰れてしまわないように工夫していた印象です。
これも一度面接前に利用してみるのがいいです。
カラオケ店に限らずどんなバイトでも、面接に行く前にその店をお客さんの立場で見てみることはとっても大事です。
その時に店員を見て「これは私にはできそうにないな・・・」と思った店に面接に行くのはやめて、潔く他のバイトを探した方がいいでしょう・・・。
営業活動以外にも、嘔吐物処理や酔っ払いに絡まれたりすること等もたくさんありましたが、それらは笑い話にもなるので今思い返せばしんどかったことではないかなーと感じています。

カラオケ店員に向いている人

どんな人に向いている?の画像

働く時間帯によって変わってきますが、昼間は接客が好きでお年寄り相手にも優しく話せる人。
夜間は黙々と清掃作業をすることも苦ではない人は向いてます。
私は接客が好きだったので、夜勤はほとんど入りませんでした。
もちろん夜でも来店される人はいますが、メインは清掃業務なので・・・。
どの時間帯でも共通して1人で働くことはないので、一緒に働く仲間はいます。
円滑に業務を進めるためにもコミュニケーション能力はあった方がいいでしょう。
また、福利厚生としてカラオケ店を無料で利用できたり、割引券がもらえるので、カラオケ好きも向いています。
店内も最新の有線が常に流れているので楽しく働くことができます。

カラオケ店員の1日の流れ

1日の流れ(ワークタイム)の画像

開店前

  機器の電源を入れたりマイクのチェック

開店後

  受付で部屋の案内
  フードやドリンクが入れば作成・提供(ドリンクバー設置の店の方が楽です)
  利用料金の精算
  退室された部屋の片付け
  店のお客さんが減ってきたり、外にたくさん人がいるときは呼び込み業務

閉店後

  再度全部屋の清掃や機器の電源を落とす
  キッチンの清掃 トイレの清掃
主な流れはこんな感じです。

印象に残っているエピソード

エピソードの画像

完全個室なのでカラオケ以外にも色々なことに利用される方がいます。
Wifi環境も整っているのでパソコンを持ち込んで仕事をされる方や、楽器の演奏、おばちゃんたちの井戸端会議・・・。
ホテル代わりに使うカップルも多いです。
周りの目がないので不倫現場として使われることもありました。
そんな中で私が1番印象に残っているエピソードは部屋で違法薬物を使った人がいたことです。
1人の利用でしたが、叫び声や、コップを投げて割れる音などが部屋から聞こえてきてとっても怖かったです。
すぐに110番通報をして警察に対応してもらいましたが、間近で薬物を使用している人を見たことがなかったので、今でも鮮明に覚えています。

業界に対する問題点

問題点の画像

なんと言っても今はコロナウイルスによる影響を大きく受けていることです。
この先ウイルスと共存していくための生活様式に変わっていく中で、カラオケ人口は減っていくでしょう。
ゲームソフトでも自宅でカラオケができるものがあったるい、携帯アプリでもカラオケできるものも開発されてきていますが、友達とワイワイ騒いだり、飲み会後の交流の場には変えることはできません。ウイルス対策とどう向き合って事業を存続していくかが今後の課題となるでしょう。

終わりに

まとめの画像

私は結果的にカラオケ店で10年近く働くことになりましたが、それは仕事内容が好きだったからではありません。
一緒に働く仲間であったり、自分の顔を覚えてくれる常連さんであったりに支えてもらうことで続けてこれらのかなぁと感じています。
どんな職場でも長く続けることで、見えてくるものや得られるものがたくさんあります。
私はそれがたまたまカラオケ店であっただけなので、みなさんもこの仕事好きじゃないなぁ・・・と思う仕事でも長く続けることで必ず得るものがあると言うことを知っておいて欲しいです。
逆にどんだけ好きな仕事でも、環境がよくないと長続きしませんもんね!
仕事を続ける理由も辞める理由も、「人」です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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